墓守コラム

お墓の継承は子孫繁栄に良策。団塊の世代よ目を覚ませ!子や孫はあなたを「迷惑だ」なんて思っていませんよ

お墓とは、亡き親とこの世に生きる子孫が出会う場所ですが、最近このお墓がなんとなく悪者にされているように映ります。そんな悪者ですから、悪者を子や孫に受け継ぐのは彼らにとって「迷惑」だと考える親世代が多くいます。

しかし、実際には子世代は必ずしも親の弔いを迷惑だとは思っていません。だからこそ、焦って墓じまいをしてほしくない、安易に永代供養を選択して欲しくない。墓守の会はそう考えます。

子は親のことばに反応する

私はアラフォーです。そしてこれから書く文章は60代や70代など、これから自分の最後について考え始める世代の人の向けて書きます。いわゆる親世代ですね。

みなさんは、子に「迷惑だ」と思われる存在でありたいですか?

「私たちが老いぼれると子どもたちの介護の負担が増えて迷惑だ」

「葬儀に人を呼ぶとお金をかかって迷惑だ」

「お墓があると掃除が大変で迷惑だ」

こうした「迷惑」を、実はみなさんご自身から発しちゃいませんか? そもそも子が親に向かって「おかんの葬儀、金がかかって迷惑やから、直葬にするで」なんて言いますか? ほとんどの子はそんなこと言わないでしょう。

「おかんの葬儀は簡単でええで。あんたらに迷惑かけたくない」と親の言葉に対して、「まあ、おかんがそう言うなら…」と反応するパターンがほとんどなのではないでしょうか。

子に「迷惑だ」と思われる存在でありたいですか?

親子で墓参り

つまり、親が子に対して「自分たちの介護は迷惑だ」「自分たちの葬儀は迷惑だ」「自分たちのお墓は迷惑だ」ということを連呼することで、子は「そういうもんなんだ」と刷り込まれていくのです。ネガティブな考えがネガティブを生むのです。

みなさんは、子にとって迷惑な存在でありたいのでしょうか。そんな肩身の狭い想いをしながら息を引き取っていきたいのでしょうか。そうしたネガティブな人生のしまい方って、はたして幸せなのでしょうか?

そしてなによりも大事なのは、子は親のことを迷惑だなんて思っていないということです。子は親にちゃんと感謝しています。たくさん脛をかじられたのです。最後くらい迷惑かけたっていいのではないでしょうか。

安易な墓じまいはおすすめしない 実はお墓がもっとも合理的で経済的

終活をする上で「迷惑」のシンボルとして挙がるのがお墓です。しかし、お墓はどう考えてももっとも合理的で、経済的で、家族や先祖のつながりを感じられる感謝のあふれる場所です。

お墓があれば、故人の遺骨はそのお墓に入れればいいのですから、費用負担はほぼゼロ。先祖のお墓に甘えられるのです。もしもいまお墓がなくてこれから建てるのであれば、あなたのおかげでやがて子孫もあなたのお墓に甘えることができます。

だからこそ、焦って墓じまいすることはおすすめしません。墓じまいに100万円近くのお金をかけなくても、お墓はずっと維持できます。遠方であっても、私たち墓守の会に相談すれば、お墓を無理なく守り続けることができます。

親子で悩みを共有すること自体が、すでに幸せな時間

親子関係に迷惑なんてありませんし、言い方を変えれば、そもそも親子なんて迷惑をかけあってなんぼです。親の都合で子が生まれ、子は親の脛をかじって大きくなり、親は最後は子に看取られて、その子もまたやがては親になる。そういうものではないでしょうか。

そんな迷惑をかけあってきた親子も、亡くなったあとはお墓の中で一緒に眠るのです。こんな幸せな最後はないように、アラフォーの私なんかは思うわけです。

子はきちんと親の供養をします。だから安心してください。迷惑だなんて思わずに、子に自分の最期の相談をしてください。あなたの不安や気がかりを、きちんと親子で共有しましょう。その共有自体が、もうすでに幸せな時間となるはずです。

支援内容

継承問題・管理問題・お墓参り問題を一緒に考えます。

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お墓がある地域に合わせたご対応をさせて頂きます。
どんな小さなご相談・お悩みも是非一度お聞かせください。

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