お墓参りが大変だと感じた時、お墓の引っ越しを検討されるかもしれません。お墓の親の供養にも子の情操教育にも、お墓の引っ越しはおすすめなんです!
これまで墓守の会のコラムでは、「遠方にあってもお墓を守ることはできる」「お墓を旅の拠点にして、お墓参りを楽しもう」などの提案を繰り返してきました。これは「遠方だから」という理由でお墓じまいをする人が多いためであり、「墓じまいするくらいだったら距離が遠いことをポジティブにとらえよう」「距離の問題はさまざまな方法で解決できますよ」といった感じで、お墓に対しての新しい価値観、考え方を提示したかったのです。
とはいえ、もちろんお墓は近くにあるに越したことはありません。遠方にあるお墓をどうしようか迷っている方には、お墓のお引越しをおすすめします。
目次
お墓を自宅の近くに移すことのメリット
お墓が自宅のそばにやってくることで、さまざまなメリットがあります。
●頻繁にお参りできる
お墓が自宅の近くにあることで、頻繁にお参りし、会いたいときにいつでも大切な家族やご先祖さまに会いに行けます。親や先祖を満足に供養することで自分自身の幸せにもつながります。
●お墓を長持ちさせられる
頻繁なお参りによって、お掃除もこまめにできます。お墓をより長く保つことができるでしょう。
●子や孫の情操教育につながる
お子さんやお孫さんの上層教区にお墓参りは打ってつけです。ともにお墓参りする、あるいはお墓参りする後ろ姿を見せることで、命や死について想いを馳せ、親や祖先を敬う気持ちが育まれます。
お墓の引っ越しで気を付けなければならないこと
お墓の引っ越しでは、さまざまな点に気を付けなければなりません。
●さまざまな手続きが必要
お墓の引っ越しは、同時に遺骨の引っ越しでもあります。これを改葬と呼びますが、そのためには改葬元の自治体から「改葬許可証」を得なければなりません。また、改葬許可申請には、改葬元の墓地管理人から「納骨証明書」を、改葬先の墓地管理人から「受入証明書」を得なければなりません。
●親族や関係者の同意を得ること
墓守の方針は祭祀承継者が決められますが、お墓参りの権利は誰にでも等しくあります。親戚や関係者など、そのお墓にお参りをしていた人たちには事前に同意を得ておきましょう。
●今あるお墓が入らないこともある
新しく購入した墓地の区画によっては、いまあるお墓が入らなくなる可能性もあります。墓地の面積や寸法はそれぞれ異なるからです。お墓のリフォームや、部材の新調などが必要となることもあるでしょう。
●予算計画をきちんと立てておく
お墓の引っ越しにはそれなりの費用がかかります。いまある墓地の解体撤去、新しい墓地の購入、寺院によるお性根抜きやお性根入れなど。石材店に見積もりをしてもらい、きちんとした予算計画を立てておきましょう。
お墓の引っ越しは、墓守の会にお任せ!
お墓のお引越しでお困りの方は、墓守の会にご相談ください。わたしたちは、みなさんがお墓を安心して守るサポートのために設立された団体です。お墓のお引越しをしてお住いのすぐそばでお墓参りする方が、みなさんにとってもご先祖様にとっても断然喜ばしいと確信しています。行政手続きから現地作業までをノンストップで完全サポート。どうぞお気軽にご相談ください。