お墓の劣化や汚れを気にしている人は、お墓を少しでも長く保つために、私たち墓守の会にご相談ください。お墓のメンテナンスやリフォームとは具体的にどんなことをするのか、分かりやすくまとめましたので、最後まで読み進めてみてください。
目次
お墓を長く保つためには専門家による定期的なメンテナンスとリフォームがおすすめ
お墓を長く保つための秘訣は次の3つです。
1:こまめなお掃除 2:定期的なメンテナンス 3:不具合が起きたときのリフォーム
なによりも大切なのは、こまめなお参りやお掃除ですが、そうは言っても年月が経つことによる劣化は避けられません。墓石はずっと野外に置かれているため、常に日光や雨や風にさらされてしまう状況にあります。
だからこそ、数年に一度は信頼のおける石材店にメンテナンスしてもらうことをおすすめします。また、汚れや割れや傾きなど、目に見えるほどの不備が生じた時には早いうちにお墓のリフォームや修繕をしてもらいましょう。お墓のリフォームには具体的にどんな施工があるのか、具体的にご説明いたします。
墓石のクリーニング
墓石のクリーニングは基本的には水のみで汚れを洗い落とします。場合によってはアルカリ系の薬剤を用いることもあります。石の表面にこびりついた汚れはスクレーパーを用いてそぎ落とし、コーティング剤も塗布できます。自分たちの手では取れない汚れがきになる場合は、石材店に相談しましょう。
雑草対策
お墓の雑草は家族の頭を悩ます一大事です。最近ではさまざまな雑草対策がなれています。固まらない土を地面に敷き詰める「防草マサ」や樹脂製の「ストーンレジン」なども人気。足元を石張りにしたり、五色石の下をモルタルで固めるなどの方法もあります。
墓石や巻石の傾き直し
石は大変重いものですから、長い年月が経つと地盤が沈んでくることもしばしばです。墓石や石材の倒壊を防ぐためにも、土台の補強や基礎工事が求められます。
彫刻文字のペイント入れ
お墓にはさまざまな場所に彫刻が施されており、白や黒や赤などの色が入っています。こうした色が褪せてくるとお墓全体も暗い印象になるので、上からきれいに入れ直しましょう。
植木の抜根
昭和から平成にかけて、区画内での植木が流行しました。しかし植木は年月が経つことで根が伸び、土の中から巻石や墓石を動かして倒壊の原因となります。気になる方は早めに植木を除去し、抜根してもらいましょう。
花立穴あけ
最近のお墓では、花立に横穴が空けて、中に水が溜まらずに外へ逃がすようにしています。中に水が溜まると石の内側から汚れた水が浸透し、石材の劣化の原因になりますし、臭い水が花立の中に溜まったままなので大変不衛生です。
戒名彫刻
新たに遺骨を納骨する場合は、納骨当日までに戒名などを彫刻しておきます。現地確認、原稿作成、現場施工などを踏まえると数週間は日数がかかるため、なるべく早めに依頼しておくのが賢明です。
少しでもお墓が長持ちする秘訣は、こまめなお掃除、定期的なメンテナンス、不具合が起きた時のリフォームです。みなさんが大切に守られるお墓がいつまでもいつまでも続いていけるよう、お墓の診断やお悩みごとは、墓守の会にご相談ください。