亡くなった家族やご先祖様が眠るお墓。きれいにしなくちゃとは思うものの、お墓のお掃除って、なかなか大変ですよね。中でも特にこちらの頭を悩ますのが雑草。抜いても抜いても生えてくる雑草をなんとかしたいものです。この記事では、お墓のプロが、おすすめの雑草対策を3つご紹介いたします。
目次
1、玉砂利を深く敷き詰めて、根を張りにくくする
お墓の足元、多くの場合は玉砂利が敷かれていますが、これをより深く敷き詰めることで雑草対策となります。なぜなら、草の根は砂利の中では根が張らないため、もしも雑草が生えても抜きやすいのです。
ひと昔前のお墓では、玉砂利の下が土であることが多いのですが、これでは草がしっかりと根付いてしまいます。盛土部分もバラスなどの砕石を用いることで、十分雑草対策となるのです。
2、石貼りなどで表面を固めて、根を張る隙間を与えない
足元を玉砂利ではなく、石貼りにすることで、雑草が生える隙間をシャットダウン。これだとお掃除もラクラクです。お墓の表層施工には、石貼りの他にもいくつかの方法があります。
●御影石貼り
御影石を足元に敷き詰めます。草が生えないだけでなく、全体的に高級感のあるお墓となります。落ち葉などの掃き掃除と表面の拭き掃除だけで済むので、お掃除の労力が大きく軽減されます。ただし、コストはもっとも割高となるでしょう。
●モルタル塗り
モルタルとは、砂とセメントと水を混ぜたもの。建物の下地や接着剤として用いられ、お墓の現場でも欠かせません。このモルタルを墓域内の足元に塗り固めるのです。御影石よりコストを抑えることができます。また、モルタル仕上げに違和感がある人は、その上に玉砂利を敷いても良いでしょう。
●特殊な土や樹脂舗装
最近では、天然鉱物を主原料とした雑草を抑制する特殊な土が流通しています。また、公園や庭、建物の外構や広場などでよく見る樹脂舗装もお墓で用いられています。表面が樹脂で固められているので雑草が生えません。
表層施工は、足元の表面を固めることが基本です。草が生える余地を与えない反面、コストがかかる、雨水の逃げ場がなくなってしまうなどのデメリットもあります。詳しくは墓守の会にご相談下さい。あなたのお墓にあった最適な方法をご提案いたします。
3、年3回のお墓参り
雑草対策の1番の方法は、年3回のお墓参りです。「え? そんなこと」と思われるかもしれませんが、これが一番有効なのです。
年3回程度のお墓参りをすることで、おおよそ手でむしれる程度の作業で終えることができます。お盆、春秋のお彼岸、年末年始など、季節の変わり目にご先祖様に会いに行き、雑草を抜いてあげるだけで、お墓は十分にきれいな状態を保てます。
もちろん中には、年3回のお墓参りもままならないという人もいるでしょう。そんな時はまずは墓守の会にご相談下さい。あなたのお墓を守るためのお手伝いを、お墓のプロがいたします。