まもなくお盆の季節です。ご先祖さまをお迎えするお盆にはお墓参りが欠かせません。お墓は私たちにとっての一番のパワースポット。お墓参りで心を癒し、たくさんの力をいただきましょう。
目次
お盆はご先祖さまとともにいることを再確認する期間
お盆はご先祖さまをお迎えする季節です。仏壇をきれいに掃除して、仏間には盆棚を飾ります。盆提灯、きゅうりとなすのお供え、迎え火に送り火、お坊さんによる棚経など、そのひとつひとつが日本の夏の風物詩です。
そして、大切なのがお墓参り。お盆の墓地や霊園は日本中、どこを見てもたくさんの人であふれ返します。普段、仕事などで忙しい日本人も、お盆の時こそと、お墓におられるご先祖さまに会いに行くのですね。
ご先祖さまとお墓参り
かつては迎え火と送り火のためにお墓参りをしていました。
お盆の入りに家の軒先で火を起こすことで、その煙を頼りにご先祖さまがやって来る、そしてお盆が終わるときにはその煙を伝ってあちらの世界に帰っていく。これが迎え火と送り火です。
またお盆のときに仏間に飾る盆提灯は、その灯りを頼りにご先祖さまがわが家に帰ってくるものとされています。
地域によっては、8月13日には家族や親族が揃ってお墓参りをし、そこで灯したローソクの火をたいまつなどに移して、自宅の盆提灯に灯します。同じように15日のお盆最後の日は、盆提灯の灯りをたいまつに移して、それをお墓に灯すことでご先祖さまをあちらの世界に送ります。
8月14日にお墓掃除をするという地域もあります。これは、お盆の期間中、ご先祖さまは子孫のお墓にいくためにお墓から抜け出している。ご先祖様が留守の間にお墓をきれいにしてさしあげようという考え方から来ているようです。
お墓はあなたにとって一番のパワースポット
いま、パワースポットが人気です。日本中、あちこちの寺社仏閣、景勝地がパワースポットとして知られています。
しかし、一番のパワースポットはあなたにとって大切なひと、あなたのご先祖さまが眠るお墓です。
ご先祖さまがいて私がいる。このことをしっかりと、そして確実に私たちに感じさせてくれるのがお墓です。お盆の風習は「そこにご先祖さまがいる」という前提ですべてが作られていますが、大事なのは、いる、いないという客観的な事実より、ご先祖さまの存在を感じられるかどうかという、こちら側の感性の問題なのだと思います。
「お墓参りを通じて、ご先祖さまとのつながりを改めて感じることができた」
大切なのは「感じる」ことであって、そこから私たちは癒しやパワーをいただくのです。
日々の日常を生きることに自分自身を擦りへらすことばかりの現代人。せめてお盆にはお墓参りをして、ご先祖さまとのつながりを感じてみましょう。きっと、あなたの人生を優しく包み込み、背中を後押ししてくれるはずです。
私たち墓守の会は、お墓参りのすばらしさを伝え続けていきます。お墓のお悩み、墓守のことでお困りの方は、どうぞ墓守の会までご相談ください。あなたの思いに寄り添って、お墓のプロがアドバイスさせていただきます。