墓守コラム

《完全保存版》どこよりも素敵なお墓参り完全マニュアル 〜準備物編〜

お墓参りの時には何を持っていけばいいのでしょうか? 最近は頻繁にお参りできない人が多く、たまのお墓参りでかっつり掃除をするという人も少なくないはず。ということで、この記事では『どこよりも素敵なお墓参り完全マニュアル』として、みなさんのお墓参りやお墓掃除を完全サポートいたします。まずは準備物編です。

準備すべきものは、【掃除道具】【礼拝のための道具】【身体を守るためのもの】の3つに分類しました。くわしく解説してまいります。

掃除道具

お墓の掃除は段取りで決まります。あれば便利なアイテムを用意しておくことで、より早く、より楽に、よりきれいにお掃除できます。

  • スポンジ

墓石を拭くにはスポンジがオススメです。ぞうきんだとそのつど水につけて、かたく絞ってという作業を繰り返さなければなりませんが、スポンジだと片手で「ギュッ」で済みます。また、細かい隙間にも入り込みやすいのがありがたいところです。

  • ぞうきん

スポンジで拭き掃除をしたあとはぞうきんで乾拭きします。きちんと水気をとってあげるのが長持ちするお墓掃除のポイントです。

  • 歯ブラシ

歯ブラシは文字彫刻の内側をきれいにするのに最適なアイテムです。先の細く、硬めのものを選びましょう。

  • 柄つきブラシ

柄つきブラシがあれば、花立の内部のお掃除も便利です。

  • ゴミ袋

お墓掃除をしていると、雑草や落ち葉など、さまざまなゴミがでてきます。そのつどゴミ捨て場に持っていくなんて時間と労力の無駄。ゴミ袋を1つ用意しておきましょう。

  • ほうき・ちりとり

雑草や落ち葉を集めるのに便利です。

  • 除草具

雑草を手で抜くのは体力的にも負担です。除草具などのアイテムをうまく利用しましょう。

  • 桶・灼・ペットボトルの水

墓地によっては桶や灼がないところもあります。また、水場そのものがない墓地もあるので、その時は2L用のペットボトルに水を入れて数本持参しましょう。

礼拝のための道具

お掃除が終わったらご先祖さまに手を合わせます。仏前へのお供えは「五供」が基本。「香」「灯明」「花」「水」「飲食」です。ただし、神道や他の宗教ではこればかりではありません。

  • 線香

お線香を焚いてその場の空気を清浄にします。もくもく煙の出る束状の杉線香が安価でおすすめです。一方で白檀や沈香のような高級線香など、想い想いのお線香を焚きましょう。

  • ローソク

ローソクを1対灯して、あたりを明るく照らします。

お花を1対供えて華やかに飾ります。シキミや高野槙をお供えする地域もあるようです。

  • お供え物

食べ物や飲み物など、故人様がお好きだったものを供えてあげましょう。お供えしたものは持ち帰って「おさがり」としていただきます。

  • 数珠

数珠は祈りのための大切な法具です。

虫除け日よけ 身体を守るために

野外で行われるお墓参りは自然環境や天候とうまく付き合っていかなければなりません。とくにお盆などの真夏のお墓参りは、自分自身の身体を守ることを最優先にしましょう。

  • 蚊取り線香・虫除けスプレー

墓地には蚊などの虫がたくさんいて、大きなストレスとなります。蚊取り線香や虫除けスプレーは必須です。

  • 麦わら帽子

さまざまな帽子がある中で、お墓掃除に最適なのは麦わら帽子です。つばが広いため遮光効果に優れ、通気性があるため風通しも良好です。

  • スポーツドリンク

お墓掃除に夢中になりすぎて熱中症にならないよう、水分補給は怠らないようしましょう。

  • パラソル・タープテント

長時間の作業になる場合は、日よけ、雨よけにパラソルやタープテントがあると便利です。

  • ビニール手袋

冬の寒い季節のお墓掃除は手先が凍えます。ビニール手袋などを活用しましょう。

快適なお掃除は、お墓参りの多幸感を高めてくれます。しっかりと必要なものを準備して、満足いくお墓参りができたら、ご先祖様にもみなさんにも喜ばしいことですね。ただし、お墓の状況は人によってさまざま、荷物が増えすぎないなど、臨機応変にお墓参りに向き合いましょう。

支援内容

継承問題・管理問題・お墓参り問題を一緒に考えます。

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